【飲むコロナ治療薬】実用化近づく「飲む」新型コロナ治療薬 1日1回5日間投与
- NO.9885045 2021/10/02 11:19
実用化近づく「飲む」新型コロナ治療薬 1日1回5日間投与 - 飲む新型コロナ治療薬の実用化が近づいてきた。
塩野義製薬<4507>は2021年9月27日に、経口投与タイプの新型コロナウイルス感染症の治療薬の国内第2/3相臨床試験を始めた。
2021年7月から行ってきた第1相臨床試験で安全上の大きな問題がなかったため、軽症者向けの治療薬として、実用化に向けた最終段階の臨床試験に進む。
すでに軽症者向けの新型コロナ治療薬として、中外製薬<4519>の「カシリビマブ」「イムデビマブ」と、英国グラクソ・スミスクラインの「ソトロビマブ」の2種があるが、いずれも点滴による投与のため、入院患者への使用が中心となる。
これに対し飲み薬タイプは、自宅療養者でも簡単に使用できるため、早期治療や医療体制への負担軽減などが期待できる。
塩野義の飲み薬とはどのようなものなのか。
ウイルス量が有意に低下新型コロナウイルスは、増殖する際に3CLプロテアーゼという酵素を必要とする。
今回の飲み薬は3CLプロテアーゼを選択的に阻害するもので、塩野義製薬と北海道大学が共同で開発した。
新型コロナウイルスに感染した動物を用いた非臨床試験では、ウイルス量を短時間で有意に低下させることが確認できている。
第1相臨床試験でも問題は発生していないという。
今回開始した第2/3相臨床試験では、軽症患者か無症候の感染者を対象に1日1回、5日間経口投与した際の有効性と安全性を評価する。
現在、軽症者や無症状感染者は自宅療養か宿泊療養が中心なっているため、医療機関での実施に加え、宿泊療養者も対象に試験を進める。
実用化されれば、インフルエンザの治療薬と同じように、薬局..【日時】2021年10月01日
【ソース】M&Aonline【関連掲示板】